【ICT活用】手書きは卒業!学級日誌をデジタル化!子どもの力をつけるICT活用!

ICT活用

どうも,らくらくです。

中学校の学級担任をしています。一人一台のタブレット端末の使用が始まっていますが,普段の生活の中でICT活用で良かった取り組みを紹介します。

学級日誌をデジタル化しました。

私の学校は,日直の制度をとっていて,朝礼や終礼の司会,終礼後の戸締まりなどの仕事をお願いしています。その日直の仕事の中に『学級日誌』を日直がつけるという仕事があります。

学級日誌をつけている学校は他にも多いんでしょうか・・・?

たとえば,こんな感じの

よくある学級日誌の例

今までは紙媒体のものを学校でクラスに一冊注文して購入したり,各担任が上に印刷してファイリングしていく学校だったり,学級日誌の形はいろいろでしたが,すべて紙に書く形でした。

googleスライドを利用して学級日誌を作りました

googleスライドを利用して学級日誌を作ることにしてみました。

学級日誌の書き方

学級日誌はすべて子どもたちが編集します。

①前の日のスライドをコピーして,コピーしたスライドを一番上に持ってきます。

②後は,編集するだけ,自由にコメントして,好きに写真を撮って載せてください。

子どもたちに伝えているのはこの2つだけです。

はじめは思いつきで始めてみたものですが,これが意外と良かったです。

デジタル学級日誌の良かった点

①子どもたちのタイピングのスピードが上がる

授業中などで端末を子どもたちが使っていると,「打つの遅くて,次にいきたいのに・・・」と思うこともありました。すぐに速くなるわけではないですが,タイピングに慣れてくれるので,年度が終わる頃にはかなりタイピングスピードが上がります。(中には私より速くなる子もいます。笑)

②スライドの使い方が上達する

私の場合はgoogleスライドを使用していますが,AppleのKeynoteでもMicrosoftのPowerPointでも使うものは何でもいいとは思います。いずれのソフトを使っても,子どもたちが使うので自然と使い方が上達していきます。そのおかげで,総合の時間や授業で発表のスライドを作る時などが非常にスムーズにできるようになりました。

③著作権や肖像権,プライバシーの権利などを意識するようになる。

1日1枚,その日の写真を撮って載せるようにしています。あれはだめ,これはだめとはじめから載せる写真について制限はつけませんでした。好きな写真を自由に載せていいと言って始めて,子どもたちが載せる写真について気になるものがあれば,朝礼や終礼などでその都度良くないところを噛み砕いて説明するようにしましたが,これのおかげで「相手が嫌がっている写真は載せない」「載せていいかどうか許可をとって載せる」など子どもたちが載せる写真について意識するようになりました。

④クラスのみんながいつでも見ることができる

冊子やファイルを使った学級日誌だと日直と担任しか見ることがないですが,デジタル化したことでクラスの子達がいつでも見ることができるようになりました。定期的に見て楽しんでいる子もいるみたいです。

⑤担任が印鑑押さなくていいのがめっちゃらく!!

紙媒体だと担任が見て丸つけて,コメントして,印鑑押してと毎日学級日誌のチェックという作業がありました。朝になったら学級日誌を次の日直に渡したり,逆に日直が職員室に取りに来たりしていましたが,すべてなくなしました!

丸もつけないし,コメントもしないし,電子印鑑とかめんどくさい。

気が向けばコメントすることもありますが,基本的には何もしません。

たまに見ることも忘れていることもあったりするくらいです。

思いがけない副産物が・・・

中学1年生の2学期からはじめたデジタル学級日誌。3学期の終業式には思いがけない嬉しいことがありました。

終業式の朝,教室に言ってみると黒板に

「今日はみんなで集合写真撮るよ」

と書いてありました。どうやら,終業式の日の日直の子が1年生最後の写真は集合写真だと思いつき,みんなに伝えたかったようです。

そして,私が職員朝礼で職員室に戻っている間に,クラスのみんなで集合写真を撮り,その日の学級日誌は『My best classmates!』のタイトルを添えた集合写真で閉じられていました。

まさに,自主・自立。子どもはよく大人の想像を超えてきます。

考え方をアップデートする

学級日誌は紙でという当たり前が一つ変わりました。

文字を書くことも大事ですが,それ以上の価値を感じました。

丸をつけて,担任がチェックして,印鑑やかわいいスタンプを圧したり,シールを貼ってやる気を起こさせようとしたり・・・。思い切って変えてみたから分かりました。紙にはもう戻れません。笑

本当におすすめです。皆さんもぜひお試しください!

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